銀盤の花たち
バレエの大好きな私ですから、フィギュアスケートも大好きです!
ことに近年は日本選手の活躍が目覚ましく、もうテレビの画面に釘付けです。
先日(2・26)、バンクーバーオリンピックの女子フリーのフィギュアスケートが終了しました。
最も注目されていたキム・ヨナ選手と浅田真央選手の戦いも決着!
今回の勝敗はヨナ選手に上がりましたが、真央選手のトリプルアクセル三度成功は本当に素晴らしかったですね!
きっと、彼女たちがバレエの道を選んでいたとしても、素晴らしいプリンシパルを務めていたと確信している私です。
さて、お二人がバレリーナだったらどんな舞を披露していたのでしょう・・・
ヨナ選手だと役柄は<白鳥の湖>の白鳥<オデッタ>と黒鳥<オディール>の二役というところでしょうか・・・
ヨナ選手のしなやかで伸びやかな優雅で気品に満ちたオデッタと芯の強い小悪魔的なオディールをきっと見事に演じ分け楽しませてくれることと想像している私です(笑)
真央選手は、<コッペリア>のスワニルダ!
人形のコッペリアに嫉妬して気を揉む可憐な乙女スワニルダは、可憐さを残した負けん気の強い真央選手にぴったりな役柄。
でもそれは、バレリーナとしては無理な話ですが、この役柄を銀盤の上でそれぞれお二人に演じて頂けたら、それもきっと素敵でしょうね!
安藤美姫選手もクレオパトラを熱演!エメラルドグリーンとゴールドの素敵な官能的なコスチュームで、彼女に嵌まり役の強く蠱惑的(こわくてき)な女性を演じきっておりました。
以前の作品で赤いコスチュームのカルメンも彼女にぴったりで、私はいつも氷上で演じるカルメンに魅了されていました。
ただ、トリノオリンピックで扮した儚げな蝶々夫人は、彼女のキャラクターではなかったように思います。そのせいで結果を出せなかったと思っているのは、私だけなのでしょうか・・・
鈴木明子選手も、ウエストサイドストーリーの軽やかなリズムは、本当に観ていて喜びを身体中に感じさせてくれました。
フィギュアスケートは芸術性を求めながらも、スポーツですから当然審査員の点数を意識しなければなりません。
高得点を望むならより高度な技を習得するのは勿論のこと、個人に合ったプログラム作品を見出さなければならないことも、重要なポイントだということを今回つくづく感じました。
今回ヨナ選手に軍杯が上がったのは、007のボンドガールが彼女にぴったりの役柄だったことが大きな要因だったのでしょう。
そういう意味では、男子の高橋大輔選手の道化師や織田信也選手のチャップリンも適役だったと思いました。
さて、彼女たちを花に例えたらどんな花になるのかしら?
ヨナ選手は強さを秘めた大人を感じさせる白い嫋やかな香りのジンジャー。

[水彩画]
マオ選手は真っ直ぐに茎を伸ばす可憐なピンクのスィトピー。
ミキ選手は少し開きかかった凛として咲く真紅の薔薇。
アキ選手は優しく暖かい感じの黄色いマーガレット。
というところでしょうか・・・さて、皆さんは彼女たちにどんなお花が重なりますか?
2010.3.6 小出麻由美
青いパンジー
青い花もパンジーもそして、俯いた花が大好きな私ですから、青いパンジーが殊の外好きになるのは当然のこと!
それに、パンジーの青い色の豊富なことと言ったら、もう嬉しい限りです!!!
今、我が家の庭の青いパンジーたちも咲き誇って、とても綺麗なので皆さまにもお披露目です。
パンジーの名の由来はフランス語のパンセで何かを思案している顔を意味するのだそう。
確かにパンジーの花は、ひとつひとつがもの思う顔のよう・・・
私の次女が小さい頃、「このお花にはお顔があってとてもこわい。」といって嫌がるので出来るだけ一色咲きのものを選んでいましたっけ<笑>
残念ながら、その時の印象が強すぎて、彼女は成人した今でもあまりパンジーは好きでないようです。
私はお顔が描いてあってもなくてもどちらとも、パンジーは大好きです。
それはやはり菫の種類で俯いて咲くからかしら?
つい先日、蕾が俯いて咲く花姿がもの思うように見えるからこの名が付けられたという記事を読みましたが、やはり私はパンジーそのものに顔があるように見えることが由来していると思うのですが・・・
真偽のほどはわかりません。
パンジーは最近微妙な色合いや香りあるものまでと、多々生み出され目を見張るほど美しいものに出会えたりします。
勿論、アプリコット色もブルー系のものと変わらないくらい大好きな花です。
人間と同じでどれひとつとっても同じものがありません。
確かにひとつのパンジーにじっと見入っていると顔のようで、何だか会話ができそうな・・・
この小さな花の中にも神の御業の偉大さを思います。
いつか、パンジーの花で埋め尽くされたとびきり素敵なカードや便箋、包み紙を作りたいと夢見ています。
そう、もう原画は出来あがっているのですよ。
パンジー大好き!な方々待っていて下さいね!
2010.2.22 小出 麻由美
プリムローズ
春の初めの光を一杯受けて、開花する小さな愛らしい花、プリムローズ。
私の敬愛するガーデナーだった、ターシャ・テューダーさんが一番好きだった花。
この花をお花屋さんの店先で見つけると、本当に春を感じてうきうきしてしまうのは、きっと私だけではないでしょう。
近年は薔薇咲きのものや微妙なパステルカラーのものなど、種類や色が本当に豊富で選ぶのにとても困るほどです。
でも、私が選ぶのは毎年決まって薔薇咲きのものや杏色のピンクやイエロー系のパステルカラー。
寄せて籠の中に入れてテーブルに置くと本当に優しく甘い香りを漂わせてくれます。
だから、今年は出来るだけ家の中で過ごさせようと思っています。
外で鉢植えにすると、小鳥さんたちの御馳走になってしまいますからね。
もう、すでに庭植えの白いパンジーたちは、花を愛でる間もなく小鳥の餌食になってしまい本当に可哀そうです。
なぜか紫色のパンジーは好まれないようです。
そういえば、プリムローズも淡い黄色が好まれていたようです。
きっと、小鳥の目には白っぽい方が目に付くのでしょうね。
まさか色に味の差があるわけではないでしょう・・・!?
そういえば、アメリカから戻った娘がテーブルの上のプリムローズを「サラダで食べたら美味しそう!」と、見るたびに言います。
私が、街中のスーパーではエディブルフラワー(食べられる花)として実際に売られていると教えたら、すごく納得していました。
「なるほど、小鳥が狙うのもわかるわ。」ですって!
だけど、昨年花をひとつ摘んで口にしてみましたが、少しほろ苦く二度と食べたいとは思いませんでしたけれどね、わたくしは・・・
やっぱり美しい花は眺めるに限ります!
プリムローズ、この花の蕾が開く度に春がどんどん近付いて、寒さが和らぎ日差しがキラキラ眩しくなってくる喜びの季節花です。
2010.2.9 小出 麻由美
シンビジューム<アイス キャスケード(サラ・ジーン)>
俯いて咲く花が大好きな私ですが、そのせいかしな垂れて咲く花も大好きです。
フジやスイカズラなどが庭で絡まって咲いていたりすると、とても幸せな気がしますもの!
さて、シンビジュームは本来まっすぐに延びる花で、それほど心惹かれる花ではないのですが、人工的にしな垂れるように細工して咲かせる、アイスキャスケート(サラ・ジーン)はとても好きです。
数年前から市場に出回るようになって、かなり注目しています。
同じ花がまっすぐ咲くのとしな垂れて咲くのとでは、全く印象が異なります。
何故この種だけがそのように仕立てるのかは解りませんが、とても素敵な仕立て方だと感心しています。
キャスケードとは、つばの下がった帽子を意味する言葉だそうですが、滝の流れる様を表す言葉でもあるようです。
言われてみれば、本当にその様子を表す素敵な花に仕上がっていると思います。
多分この仕立て方の名前がキャスケードといい、花の種類はサラ・ジーンというのでしょう。
多分それは、女性の名前。この花を傑出なさった方の愛する方の名前かしら?
サラ・ジーン、こんな素敵な花の名前にして頂けるなんて、なんと幸せな方なのでしょう!
自分の名前の花の名があるなんて、とてもうらやましく感じてしまいます!
以前にもお話しましたが、シンビジュームは花がないと葉が長く嵩高で置き場に困ってしまうので、花後を考えるとなかなか買えない花になってしまいますが、このアイスキャスケートの誘惑には打ち勝てない私です。
今年も父の喜寿のための花を探しに行った花やさんで見つけてしまい、私にもお祝いしてしまいました!?<笑>
主人も私の喜ぶ姿を喜んでくれましたので、安心して(ちょっと高価だったので・・・)我が家のリビングに飾りました。
普段自由に出掛けられないので、冬のリビングの鉢植えの花たちは、本当に私にとっての大きな慰めです。神様に主人に感謝します!
そして、サラ・ジーンをキャスケード仕立てに傑出して下さった方にも!
2010.2.1 小出 麻由美
椿の和菓子
少しだけ、日差しが春を感じさせてくれる季節になりました。
数年前、鉢で育てていた椿の小さな苗がそれなりに大きくなって、たくさんの花を咲かせてくれるようになりました。
そんな折、友人が<玉椿>と名付けられた、とっても愛らしいお菓子を届けてくれました。
綺麗な薄紅色の椿の花が描かれた包みを開いて、小さな和紙をそっと開けると、その名ような玉のお菓子があらわれます。
薄紅の柔らかな求肥の中に黄味を帯びた白餡が包まれています。
外観はただまあるいだけなのに、いかにも小さな椿を思わせてくれる、本当に可愛らしいお菓子で,<玉椿>という名前がぴったりです。
その玉椿は姫路の銘菓だそうです。
その銘菓は伊勢屋本店という菓子司から。
由来は天保の頃、姫路藩家老の推薦により江戸に赴き、当時最盛の菓匠の門下生となり、考案した一種が家老に殊の外お気に召された菓子となり<玉椿>と命名され、以後藩の御用菓子と用命されたとのこと。
以来、現在も皇室の方々からお買い上げ賜る名誉な和菓子だとか。
お菓子の箱の中に、薄紅の和紙に美しい筆文字で俳句も詠まれておりました。
〜舌にして姫路をおもふ玉椿 方堂
姫路は日本一美しいといわれるお城、白鷺城のあるところ。
一度行ってみたいと思いつつもまだ実現していません。
京都から近いのに、いつも通り過ぎるだけ・・・
でもいつか是非この玉椿のお菓子を見つけて、城内をお姫様気分で巡りたいものです。
我が家の小さな椿は<夢あかり>。
こちらも可愛らしい薄紅色。
薄紅の椿を飾った玉椿に一服のお茶。
日本人に生まれた幸せを感じます。
2010.1.29 小出 麻由美
